1. ホーム
  2. ハイブリッド・エコ・ハートQ
  3. 史幸便り
  4. Vol.102 住宅取得の若年化と祖父母同居の増加!
工法の解説
ラフィーネ
史幸便り

史幸便り

Vol.102 住宅取得の若年化と祖父母同居の増加!

住宅に対する価値観が変わり、金融力のある長寿命住宅が安心感を生みます。
最も多い、建て主世代(30〜40歳台)が考える、理想の家族の住まい方。

2018年7月30日更新

人口減少が続く現代、家族単位で助け合って暮らす必要性。

国土交通省の「住生活基本計画(全国計画)参考資料」によると、20歳代は「親と子供世帯で暮らし、祖父母とは離れて住む」が40%以上ですが、最も新築着工数が多くなる30〜40歳台になると表・1のように、3世代同居や親世代との近居の選択が60%を占めるまでに変化します。子育てまっただ中の30歳代は、何らかの子育てのサポートが必要となり、40歳代では、親世代の老後も考えなければならないという必要から、現実的な選択として家族と祖父母との、近居や同居が選択肢となって来ていることが判ります。

若者が薄情なのでなく、狭い住宅が同居を許さなかった。

我が国の住宅は、これまで20年〜30年で建て替えられてきましたが、近年の住宅は100年〜200年の長寿命を持つ住宅が当たり前になってきました。
それは度重なる震災による耐震性・耐久性の強化や住宅性能の高性能化により、住宅そのものが長期に住み継ぐ事が出来る住宅に変化していることも、大きいな原因になっていると思われます。これは、今に始まったことではなく、都市の住宅は別としても、戦前までの農村の住宅は、家族単位で住む事が当たり前で、現在も古民家として残る様な立派な住宅は、少なくとも3〜4代は、住み続けられる住宅を、何代もの人々が未来の家族のために蓄財して、ようやく建てられた住宅が残ってきたのです。
現代の若者がことさらに薄情になったわけではなく、昔の一族同居の住宅を戦災で失い、核家族化を強いられた、戦後の復興住宅の短寿命の住宅によって、親子の同居を拒むような環境が造られて来た、という方が真実だと思います。

住宅性能の進化と共に、家族意識も大きく変化した。

近年の住宅性能の進化は目覚ましいものがあります。特に効率的なZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)の実現を促すために、住宅性能は急速に高性能化しています。結露が防止できる環境は、住宅寿命を格段に長くすることに成功し、今までのような20年程度で駄目になる住宅は、まともな工務店では、ほとんど建てられなくなっています。ただ注意しなければならないのは、熊本大震災でも、震災後にどこからとも無く現れて、死肉をあさるハイエナのように、劣悪な住宅を建て、問題を起こしているメーカーも沢山あります。そのような「安かろう悪かろう」の悪徳メーカーも、まだまだありますので、そのようなメーカーを選ばないよう十分注意して頂きたいと思います。
また、ZEH(ゼッチ)が義務化されていると思わせるような、曖昧な話をして、住宅建築と太陽光発電を無理やりドッキングさせている施工業者もいるようですが、ZEHは義務化されている訳ではありません。ZEHの選択は、あくまでも建築主の選択で決めて下さい。
話が少し、横道にそれてしまいましたが、東日本大震災や熊本大震災の経験から、家族の絆が見直され、多世代同居や近居を望む人が増えています。先に述べたように30〜40歳台の60%の人々が3世代同居や近居が理想と考えています。性能面ばかりでなく、最近の住宅は構造や設計の工夫で、限られた面積の土地でも、多世代同居が可能な工夫が出来ますから、ご要望の方は、弊社にご相談下さい。

祖父母の育児や家事の手伝いは必要か?80%弱が必要と回答!

左図・1は、内閣府の「家庭と地域における子育てに関する意識調査報告書」です。祖父母の育児や家事の手伝いに対しては、子育て世帯の実に46.9%が必要と答え、遠慮がちに「ややそう思う」を加えると80%弱が、同居や近居の必要性を認識しています。

子世代が同居を望んでも、親世代が近居を望む?

近居の明確な定義はありませんが、車で30分以内の距離に親子世帯が住むことを指す場合が多いようです。
同居や近居が注目されているのは、子育て世代の子育てに関する不安などもありますが、最も大きな原因は、夫婦二人のゆとりの生活が、子供が生まれた事による、経済的な変化や負担の増加にもあるようです。夫婦共働から、妻の方が仕事を失うケースも多く、家計の負担も増えるのに、収入が激減する訳ですから、一挙に経済的な生活苦が始まります。
一方、親世代は自宅もあり、リタイアしても年金で、悠々自適に暮らしている例が多く、中々孫の面倒は見たくない訳ですから、子世帯も同居の必要性を問われても「ややそう思う」と遠慮して答えるしかありません。
バブルを謳歌した世代と低成長の時代の子供世代との隔たりも大きく、親子がもう一度、真摯に家族のあり方を考える時代になっています。いま子世代に協力しなければ、親世代も老後の面倒は見て貰えません。
少子化を少しでも食い止めるためには、バブル時代の核家族から、家族の形をバブル前の多世代家族に戻すしかありません。 親世代の我が儘を通すのではなく、子供の意見も少しは聞き入れてあげたら、孫達に囲まれた幸せな老後が待っています。
家族の絆をもう一度考え直し、近居や多世代家族の住宅が増えていけば、少子化も防げるのではないでしょうか。

ページのトップへ