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史幸便り

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Vol.152 増加中の「副鼻腔炎症」と換気の関係?

コロナの「臭覚障害」が知られていますが、換気による臭覚障害も指摘されています。
室内のカビや細菌による臭覚障害「蓄膿症」の予防・改善効果も期待できる。

2020年9月30日更新

臭覚障害はコロナ他・風邪・頭部傷害・慢性副鼻腔炎。

新型コロナの特徴的な症状に臭いを感じなくなる臭覚障害がありますが、コロナ以外にも臭覚障害を起こす病気は様々有ります。慢性副鼻腔炎や蓄膿所なども有ります。中には、指定難病の疾病も有ります。症状の特徴を知って重症化を防ぐ必要があります。

特に問題になるのは、室内空気の質が悪いことで起こるカビによる疾患も有るので注意が必要です。
臭いが感じられなくなると料理の味が分からなくなり、生活の質(QOL)が落ちたり、ガス漏れなどがあっても気がつかない等、深刻な事故に繋がる場合もあります。
このような臭覚障害を起こす疾病は、コロナの他に風邪や頭部傷害の他に、慢性副鼻腔炎があり、風邪などで発症する副鼻腔炎が3ヶ月以上継続しているものを慢性副鼻腔炎と言います。

副鼻腔の位置と名称。

慢性副鼻腔炎には、細菌性・カビ性・好酸球性の3種類。

細菌性の感染で代表的なのが副鼻腔に膿が溜まる「蓄膿症」があります。カビ(真菌)に感染する副鼻腔真菌症、白血球の一種である好酸球が異常増加して炎症が起きる好酸球性副鼻腔炎があります。細菌による炎症の治療は、抗生物質の投与や内視鏡で粘膜に出来た鼻ポリープを切除したり、膿やカビを取り除いたりする治療が行われます。 最近の特徴は、2000年以降、好酸球性副鼻腔炎が増えていることで、20年前に比較すると倍以上に増加しているということです。

従来の慢性副鼻腔炎との違いは、感染症ではないことで、なぜ、好酸球が増えるのか原因は分かっていないということです。他の副鼻腔炎との違いは、「とろろ汁のように粘り気のある鼻水と、臭覚障害を起こしやすい」事が特徴になっているようです。好酸球性副鼻腔炎は、眼と眼の間(鼻の根本)にある副鼻腔に起こることが多く、臭覚センサーの集まる場所近いために、臭覚障害が起こりやすいと考えられています。

現在の患者数は約2万人で難治性で2015年から医療費補助制度の対象となる指定定難病になっています。患者の約7割がぜんそくを持っているようですが、アレルギーとは異なるので一般的なアレルギー薬は効かないといわれています。治療薬は、ステロイド薬が基本で、長期間使用し続けると、副腎皮質ホルモンが分泌されなくなる等の副作用も起こります。


副鼻腔炎は、なぜおこるの?

住宅に関連する住宅病の心配はないのか? 

 同じ臭覚障害でも「新型コロナ」の場合は、突発的に臭覚が無くなるのに対し、副鼻腔炎の臭覚障害は物理的に鼻がふさがる事が原因なので、鼻粘膜の腫れが引いたときには、臭覚がときどき回復する場合もあるようです。


副鼻腔炎とは?症状・原因・種類について。

第一種「全熱交換」の危険性を指摘する識者も?

エビデンスが整っていないので、確実なことは言えませんがと断って「20年前から好酸球性副鼻腔炎が増えていることに注目すれば、1種換気の《全熱交換装置》による室内汚染の可能性があると考えている」という有識者もいます。

現在のコロナ禍でも窓の開放が奨励されているように、換気装置による換気は、2時間に一回の割合でしか、住宅全体の換気は行われません。それに第一種潜熱交換の場合は、熱路水蒸気を70%以上、再循環させるために、熱交換の課程で、例えば、細菌やカビの胞子が発生している場合、汚染空気が濃縮されていくのではないかという見立てです。あくまでも仮定の話ですが、傾聴に値する部分もあります。

史幸工務店では、このような状況を踏まえて、第3種換気と帯電フィルターを組み込んだ「自立循環型、空調システムで綺麗な空気の住宅を標準化しています。

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